麻生財務相、円高の動きを強くけん制
一時1ドル=105円台をつけるなど急速に進む円高ドル安の動きについて、麻生財務相が日本時間4日未明、「市場の動向をこれまで以上に注視する」と強くけん制した。
麻生財務相「為替市場の動向をこれまで以上に注視し、必要な時にしっかりと対応していきます」
麻生財務相は訪問先のドイツで「為替市場で偏った投機的な動きがさらに強まっている」と述べ、円高の動きに改めて懸念を示した。麻生財務相としては、為替介入を辞さない構えを改めて示した形。
また、日銀の黒田総裁は今後、必要に応じてさらなる金融緩和策を取る考えを繰り返した。
麻生財務相の発言などを受け、海外の外国為替市場では円が売られ、1ドル=106円台で推移している。