たばこの箱の警告表示 強化案まとまる
たばこのパッケージで健康被害などを伝える警告表示を、強化する案がまとまった。
財務省の財政制度等審議会の分科会がまとめた強化案では、たばこのパッケージに記載されている健康被害などの警告表示について、今より文字数を減らすなど見やすくする工夫をするほか、警告の種類を現在の8種類から12種類程度に増やすよう求めている。
具体的には現在表示されている肺がんなどの警告に加えて、新しい医学的な情報をふまえ、食道がんなど多くの種類のがんの原因になっていることや乳幼児の突然死症候群につながることなどを追加するよう求めている。
また、海外ではたばこのパッケージに実際にがんになった患者の肺の写真などを載せて警告しているが、日本でも画像を使った警告表示について、効果や影響を検討する必要があると指摘している。
政府は今年の秋をめどに警告表示の強化に関して必要な省令の改正などの具体的な検討を行う方針。