今年１月から３月のＧＤＰ（＝国内総生産）の実質成長率が、先月公表の速報値から上向きに修正された。

　内閣府が発表した今年１月から３月のＧＤＰ成長率の改定値は、その前の３か月に比べて実質でプラス０．５％、年率に換算してプラス１．９％となった。先月公表した速報値からは、年率で０．２ポイント上向きに修正された。先週、発表された企業の設備投資に関する統計を反映したことがＧＤＰを押し上げる要因となった。

　個人消費も、速報値から０．１ポイント改善した。しかし、その前の３か月が大幅なマイナスだったことから内閣府は依然として消費は弱いとみている。