×

米GDP減速 年率換算「0.5%プラス」

2016年4月29日 4:20

 アメリカの今年1月~3月までのGDP(=国内総生産)は、年率に換算した実質の成長率が「0.5%のプラス」と発表された。前の3か月に比べ大幅に減速し、市場予想も下回った。

 アメリカ商務省は28日、1月~3月期のGDPが0.5%のプラス成長だったと発表した。去年10月~12月期の「1.4%のプラス」から大幅に減速し、「0.7%のプラス」という市場予想も下回った。

 原油価格の下落を受け、企業の設備投資が落ち込んだことや、中国をはじめとした海外の景気減速で輸出が減少したなどが原因とみられている。また、自動車販売などの消費も伸び悩んだ。

 市場関係者は、「原油価格の下落や、海外の景気減速などの影響で、アメリカの成長もスローダウンしている」と分析している。