1年9か月ぶりに円相場1ドル=104円台
東京外国為替市場で円相場は、1年9か月ぶりに1ドル=104円台をつけた。
日銀は16日まで開いていた金融政策決定会合で、政策の現状維持を決めた。これを受け追加緩和を見込んで円を売っていた一部の投資家が円を急いで買い戻したため、急速に円高が進み、円相場は1ドル=104円台をつけた。1年9か月ぶりのこと。また23日にイギリスのEU(=欧州連合)離脱の国民投票を控えていることから、比較的安全資産とされる円に買い注文が集中している。
円相場が節目の105円台を割り込んだことで、さらに円高が進むのではないかとみる市場関係者もいる。