円高ドル安 財務相、為替介入の可能性示唆
EU離脱の是非を問うイギリスの国民投票を前に外国為替相場市場で急速に円高・ドル安が進んだことを受けて麻生財務相は17日朝、政府による為替介入の可能性を示唆した。
麻生財務相「急激な投機的な動きが見られているというように感じますので、極めて憂慮しています。これまで以上に必要な時にはしっかりと対応して参りたい」
麻生財務相は、円相場が16日、1年10か月ぶりに1ドル=103円台をつけるなど急速に円高・ドル安が進んだことを受けて、政府による為替介入の可能性を示唆した。また、「イギリスは強いEUの中にとどまる方が望ましい」との見方を示した。
財務省では17日朝、財務官の他、金融庁長官や日銀の理事らが集まりイギリスの国民投票を前に不安定な動きをみせている金融市場についての情報交換を行った。