EU離脱派勝利 G7が声明「適切に協力」
イギリスの国民投票でEU離脱派が勝利し、外国為替市場が混乱していることを受けて、日本時間24日夜、G7(=先進7か国)の財務相が共同声明を発表した。
G7の財務相は、日本時間24日午後8時すぎ、電話会談を行った。会談の中でG7の各国は、「為替レートの過度の変動や無秩序な動きは金融経済の安定に悪影響を与え得る」との認識で一致し、「引き続き市場の動向と金融の安定を緊密に協議し、適切に協力する」ことを盛り込んだ共同声明を発表した。
麻生財務相「イギリスの国民の判断は尊重しますけれども、他方、この結果が世界経済、また金融、為替市場等々に与えるリスクについては懸念をしております」「財務省としては、為替市場の動向をこれまで以上に注視して、必要に応じて対応を行っていくことになります」
麻生財務相はこのように述べ、政府による為替介入も辞さない考えを重ねて示唆した。