景気の底堅さ意識 2日連続ダウ最高値更新
13日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、引き続きアメリカ国内の景気の底堅さが意識され、ダウ平均株価は24ドルあまり値を上げ、2日連続で終値の最高値を更新した。
13日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日比24ドル45セント高の1万8372ドル12セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は17.09ポイント下げて5005.73だった。
先週末の雇用統計の結果や、イギリスの新首相決定による投資家心理の改善を受けて、この日も取引開始直後から値を上げた。一時1万8390ドル16セントをつけ、取引時間中の最高値も2日連続で更新した。一方で、利益を確定するための売り注文や、原油先物相場の下落によって若干値を下げたものの、景気の底堅さが意識され、結局、終値でも過去最高値を更新している。
市場関係者は「投資家の注目は4月から6月期の決算内容に集まっており、それ以外に目立った不安材料はない」と話している。