LINE東証1部上場 時価総額1兆円超す
無料通信アプリを運営するLINEが東京証券取引所に上場し、その規模は時価総額で1兆円を上回った。
LINEは15日朝、東証1部に上場し、取引開始から買い注文が殺到した。午前10時36分につけた初値は公募価格3300円の1.5倍となる4900円、これをもとに計算した時価総額は1兆円をこえる。
LINEは14日のアメリカ・ニューヨーク株式市場にも上場し、初日の終値は公募価格を26%あまり上回る41.58ドルだった。日米の上場で約1300億円の資金を調達する見通し。
上場の背景には、利用者が伸び悩み最近頭うち傾向になっていることがあげられる。今回の上場でLINEは知名度を上げ、世界の利用者の半数以上を占める日本などアジアで、地域独自の新しいサービスを拡大させる方針。