LINE上場 初値は公募価格の1.5倍に
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無料通信アプリを運営するLINEが東京証券取引所に上場し、時価総額は初値ベースで1兆円を上回った。
LINEは15日朝、東証1部に上場した。買い注文が殺到し、なかなか値がつかず、取引開始から約1時間半後の午前10時36分、ようやくつけた初値は4900円。公募価格3300円の1.5倍となった。初値ベースで計算すると時価総額は1兆円を超える。
一方、LINEは14日のアメリカ・ニューヨーク市場にも上場した。日米の上場で約1300億円の資金を調達する見通し。
このところ利用者が伸び悩んでいるLINE。上場で知名度を上げ、世界の利用者の約7割を占める日本などアジアでその国独自のサービスを始める方針。