シャープ四半期決算 274億円の最終赤字
経営再建中のシャープの今年4月から6月の決算は、液晶パネル事業の不振で、274億円の最終赤字となった。
シャープの今年4月から6月のグループ全体の売上高は、前年比で約31%減少し、4233億円まで落ち込んだ。最終損益は274億円の赤字。中国を中心に、テレビやスマートフォン向けの液晶パネルの販売が減少したことなどが要因。
シャープは、ホンハイ精密工業の傘下に入り、経営を立て直す方針だが、まだ、中国当局から買収の承認がおりていない。
野村勝明副社長「当然このあと(ホンハイに)出資いただいて、新しい経営体制になって、そこで(販路拡大など)進むように。(Q:待ち遠しい?)非常に待ち遠しいです」
野村副社長は、ホンハイの中国での販売力を活用し、中国でのシャープ製品の販売拡大に期待を示した。ただ、ホンハイによる出資が完了していないため、今年度の業績予想は見送っている。