不正会計で東芝に約120億円損害賠償請求
東芝の不正会計問題をめぐり損失を被った株主が東芝に対し、これまでで最大となる120億円の損害賠償を求める訴えを東京地方裁判所に起こした。
訴えを起こしたのは日本トラスティ・サービス信託銀行で、不正会計問題で株価が下落し損害を受けたとして119億9261万円の損害賠償を求めている。
東芝はこれまで11件、合わせて約28億円の損害賠償請求を受けているが、今回の請求額はこれまでで最大。
日本トラスティ・サービス信託銀行によると、「東芝の株式を大量保有している顧客がいたため請求額が膨らんだ」ということで、裁判の内容によっては、請求額が増える可能性もあるとしている。
東芝は、金額が大きいため業績の見通しに影響が出る可能性もあるとみている。