“高級すしネタ”クロマグロに緊急ルールか
高級な“すしネタ”として知られるクロマグロの漁獲量のルールについて話し合う国際会議が、29日から福岡で始まった。
太平洋のクロマグロの量は2014年には1万7000トンと、20年前の3分の1以下まで減少するなど資源の枯渇が心配されている。このため、中国や韓国、アメリカなど10の国と地域が参加する今回の会議では、太平洋クロマグロの数が著しく減少した場合に発動する「緊急ルール」の策定が焦点となっている。
日本からは、「1歳未満のマグロの数が3年連続で最低水準となった場合、2年間、漁獲量を制限する措置」を提案している。日本は、世界で6割以上のクロマグロを消費していて、現実的なルールにしたい考えだが、会議ではもっと厳しい意見が出る見込み。