電通 架空のネット広告費を請求し、陳謝
大手広告代理店「電通」はインターネット上の広告について、実際は掲載されていないにもかかわらず、広告主に料金を請求するなど、不適切な業務が行われていたと発表した。
電通・中本祥一副社長「広告主様はじめ関係各位に多大なご迷惑とご心配をおかけしていることを、深くおわび申し上げます」
電通は、広告が未掲載だったにもかかわらず、広告主に料金を請求していたことについて、「架空請求だった」として陳謝した。こうした架空請求は、データが残っている2012年11月以降で14件、約320万円に上るという。
また、広告掲載の期間や実績について、広告主に虚偽の申告を行っていたことも判明し、不正が疑われるケースは、合計で633件、金額は約2億3000万円に上ると説明している。
電通は、今年中に調査を終え、再発防止策を検討するとしている。