三菱自動車は、燃費が偽装された軽自動車以外に、現在も販売を続けている車でも、会社が公表している燃費データを大きく下回るものがあったと明らかにした。

　三菱自動車・益子修会長兼社長「お客様をはじめ多数の皆様にご迷惑、ご心配おかけしておりますことを、深くおわび申し上げます」

　実際の燃費が公表値を下回っていたのは、「パジェロ」など、現在も販売している８車種。これは、国土交通省が行った調査で判明したもので、平均４％あまり、最大で８．８％、カタログで公表された燃費を下回ったという。

　三菱自動車は一連の不正発覚後、これらの車の燃費データを独自に再測定し、実際の燃費とほぼ違いがないとして販売を続けていたが、この測定方法も不正な方法で実施していたことが新たにわかった。

　三菱自動車は、対象の車の販売を一時停止し、既に購入した客に対しては３万円から１０万円の賠償金を支払うという。