空港すり抜け、再発防止策を指示 国交省
先月、北海道の新千歳空港で、女性の乗客が保安検査をすり抜けて航空機に搭乗した問題を受け、国土交通省は、金属探知機の横にフェンスを設置するなどの再発防止策を行うよう、全国の空港や航空会社に指示した。
先月5日、新千歳空港の保安検査場で、女性の乗客が金属探知機の横の隙間をすり抜けて航空機に搭乗したため、すでに検査を受けてゲートを通った乗客約1000人が再検査となり、国内線170便に欠航や遅延などの影響が出た。
これを受け、国土交通省は13日、金属探知機の横の隙間にゲートやフェンスを設置して人が通れないようにすること、検査官は業務の持ち場を離れないことなどの再発防止策を、全国の空港と航空会社に対して指示した。
来月末までにゲートを設置したり、検査官の対応を徹底したりするなど、再発防止策を実施するよう求めている。