Ｇ２０財務相・中央銀行総裁会議が６日、アメリカのワシントンで開幕し、世界経済へのリスク要因などについて議論が交わされた。

　世界経済を巡る議論では、来年予定されるドイツの総選挙やフランス大統領選挙を念頭に、政治的な要因も低成長を長引かせるリスクの一つだと指摘された。また、貿易の伸びが鈍っていることや投資の伸び悩みについても懸念が示されたという。

　今回のＧ２０は、麻生財務相が国会対応のため欠席し、日本からは黒田日銀総裁らが出席した。黒田総裁は金融緩和を強化するための新しい枠組みを導入するとした日銀の新たな政策について説明したという。