×

日経平均 日銀の追加金融緩和で乱高下

2016年7月29日 16:23
日経平均 日銀の追加金融緩和で乱高下

 29日の東京株式市場で日経平均株価は日銀の追加金融緩和の決定を受け、乱高下した。終値は前日比92円43銭高の1万6569円27銭。

 午前中は日銀の金融政策決定会合の結果発表を前に売買は低調で、小幅安となった。しかし、午後の取引開始直後、日銀が大規模な追加金融緩和に踏み切るとの期待が高まり、いったん200円以上、上昇。直後に追加緩和はETF(=上場投資信託)の買い入れのみと伝わったため、市場では今回の緩和が期待以上ではないとして一気に300円以上、下落した。ただ、マイナス金利は現状維持だったため、銀行の業績悪化の懸念がやわらぎ、最終的にはプラスに転じて取引を終了した。

 東証1部の売買代金は概算で3兆2967億円、売買高は概算で31億8874万株。