日経平均反発 輸出企業業績悪化懸念和らぎ
17日の東京株式市場で日経平均株価は値を上げた。日経平均株価の終値は前日比165円52銭高の1万5599円66銭。
前日のアメリカ・ニューヨーク市場でダウ平均株価が6営業日ぶりに値を上げたことを受け、17日朝の東京株式市場でも投資家のリスクへの警戒感がやや後退し、取引開始直後から買い注文が広がった。
また、EU(=欧州連合)離脱の是非を問うイギリスの国民投票を控え16日に1ドル=103円台まで円高が進んだことを受けて麻生財務相は17日朝、「これまで以上に必要な時にはしっかりと対応する」と為替介入の可能性を示唆した。これらを受けて、円高が一服し、輸出企業の業績悪化への懸念が和らいだことも株価を下支えした。
また、EU残留派の議員がイギリスで殺害されことに同情し、イギリスで残留派の支持が増えるとの見方がマーケットで広がったことも、株価を押し上げる要因となった。
東証1部の売買代金は、概算で2兆4744億円。売買高は、概算で23億9738万株。