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企業業績不安などでNYダウ200ドル安

2016年10月12日 7:36
企業業績不安などでNYダウ200ドル安

 11日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、発表された企業決算が思わしくなかったことや、ドル高が企業業績の重荷になることが警戒され、ダウ平均株価は200ドルあまり大きく値を下げた。

 11日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日比200ドル38セント安の1万8128ドル66セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も81.89ポイント下げて5246.79となった。

 この日は、主要企業の先陣を切る形で、非鉄金属大手のアルコアが決算を発表したものの、市場予想に届かない内容だったことから、売りが優勢となった。さらに、ドル高が進行したことや原油先物価格が下落したことが、今後、発表が続く企業決算にとって重荷になると警戒されたことも売りに拍車をかけた。ダウ平均株価の下げ幅は一時260ドルを超えている。

 市場関係者は「今週は、航空大手のデルタ航空や金融大手のウェルズファーゴ、シティバンク、JPモルガンなどが決算発表を控えており、こうした企業業績の動向を見ながら市場は動くだろう」と話している。

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