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“タワーマンション課税”見直し案固まる

2016年12月6日 14:24
“タワーマンション課税”見直し案固まる

 タワーマンションにかかる固定資産税の見直し案が固まった。上層階は増税に、下の階は減税となる。

 見直し案によるとタワーマンションの中間の階を起点として1階上がれば固定資産税が0.25%増税に、1階下がれば0.25%減税となる。

 例えば現在、固定資産税が1年に20万円の40階建てのタワーマンションの場合、見直し後は、1階が19万円で40階は21万円となる。

 対象は高さが60メートルを超えるおおむね20階以上の新築のタワーマンション。来年1月2日以降に売買契約を結んだもので、再来年度から課税される。

 現在は階数によって税額に違いはないが、高層階は実際の取引価格が高いことから実態に合わせることにしたもので、政府・与党は8日にまとめる税制大綱に盛り込む方針。