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TPP承認案めぐり 与党が詰めの協議へ

2016年10月28日 16:21
TPP承認案めぐり 与党が詰めの協議へ

 TPP(=環太平洋経済連携協定)の承認案をめぐり政府・与党は、来月1日の衆院通過を視野に詰めの協議に入っている。

 自民・公明両党の幹部は28日朝の会合で「採決の時期は近づいている」との認識で一致した。

 自民党・竹下国対委員長「(公明党と)採決の時期が近づいているという認識では一致しました」

 TPPの承認案は憲法の規定で参議院に送られた後、30日で自然成立するため、来月1日までに衆議院を通過すれば来月末までの会期を延長しなくても、今国会中に自然承認されることになる。

 当初は月内の衆議院通過を目指してきた政府・与党だが、現在は来月1日の衆院通過を視野に最終調整を行っている。これに対して民進党は、来月1日に参考人質疑の開催を要求するなど、採決は時期尚早との構えを崩しておらず攻防が続いている。