TPP承認案 米大統領選前衆院通過めざす
今国会最大の焦点となるTPP(=環太平洋経済連携協定)の承認案など審議が、14日から衆議院の特別委員会で始まった。
政府・与党は来月8日のアメリカ大統領選挙の前に、衆議院を通過させることでアメリカにも早期発効を促す考え。14日に開かれたTPPに関する特別委員会では、自民・公明の与党が石原TPP担当相らに対して質疑を行った。この中で石原TPP担当相は、日本が率先してTPPを承認することが、協定の早期発効の機運を高めることになるとして、今国会での承認に理解を求めた。17日には安倍首相も出席して野党側の質疑もスタートする。
政府・与党は今月中の衆議院通過をめざしているが、野党はSBS米と呼ばれる輸入米の価格の調査結果を求めるなど、徹底抗戦の構えで与野党の激しい攻防が続きそうだ。