民進党、「輸入米の調整金」問題を追及
12日の衆議院予算委員会で、民進党の村岡敏英議員はTPP(=環太平洋経済連携協定)に関連し、これまで輸入米の取引で業者の間で「調整金」とされるカネがやりとりされた結果、国産米より安く流通していたとただした。
村岡議員は、調整金により「輸入米の価格は2割から4割、下がっている」として、「農家が安心して米を作ろうという状況ではない」と追及した。
村岡議員「(輸入)米は我々の調べによると(価格が)やはり2割から4割ですね、下がっているような。その中じゃなければ外食産業の方々がですね、買うはずないんですよ」
安倍首相「SBS(輸入米)を入札して、そしてそれが市場に出ていった結果ですね、市場には影響が事実出ていないわけでありますから」
さらに安倍首相は、TPPで新たに輸入する米については政府が買い上げるので、流通価格に影響は出ないという認識を強調した。村岡議員は、「米の価格調査に不備がある」として、調査をやり直さなければ「TPPの影響がどの程度あるのか審議が進まない」とただした。