TPP承認案を巡り与野党の攻防続く
TPP(=環太平洋経済連携協定)の承認案を巡る与野党の攻防が続いている。25日に委員会を開いて参考人質疑を行うことを巡って与野党が対立し、反発した民進・共産両党は欠席する方針。
24日の衆議院・TPP特別委員会の理事会では、与党側が25日に委員会を開いて参考人質疑を行いたいと伝えたのに対し、民進党と共産党は「今から参考人を用意するのは無理だ」などとして反対した。結局、自民党の塩谷委員長が職権で25日の委員会開催を決めたが、民進党と共産党はこれに反発して欠席する方針を固めた。
先週、山本農水相が強行採決の可能性に言及したことに端を発した与野党の対立は、いったんは収まっていたが、与党側が承認案の早期の衆議院通過を目指して審議を急いだことで対立が再燃した形。