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米利上げ受け、東京市場で円安・株高進む

2016年12月15日 10:27
米利上げ受け、東京市場で円安・株高進む

 アメリカのFRB(=連邦準備制度理事会)は14日、1年ぶりの利上げを決定した。FRBが利上げのペースを加速させるとの見方が広がったことで、15日の東京市場では円安・株高が進んでいる。

 このところ“トランプ相場”で円安が進んでいた外国為替市場では、アメリカの金利上昇を見越して、円を売ってドルを買う動きが強まり、一段と円安が進んでいる。円相場は、1ドル=117円台と、14日より約2円も円安に傾いている。

 また、東京株式市場で日経平均株価は一時、200円近く値を上げた。株価が上がったのは、円安の影響で自動車などの輸出関連企業に追い風になるとの期待があるため。

 一方、円安になると海外からの輸入品や原材料などの仕入れコストが上がる。企業の経営を圧迫すれば輸入品などの価格に転嫁されることにもつながり、家計にも大きな影響がありそうだ。