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ダウ112ドル高 ナスダックは最高値更新

2017年1月25日 8:07

 24日のアメリカ・ニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価はトランプ大統領が石油パイプラインの建設を進める大統領令を出したことなどを受けてエネルギー関連株などが買われ、110ドル余り値を上げた。

 24日のニューヨーク株式市場で、ダウ平均株価は前日の終値から112ドル86セント値を上げ、1万9912ドル71セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も48.01ポイント上げて5600.96となり、過去最高値を更新している。

 24日は、午前中にトランプ大統領が、前政権が環境破壊につながるなどとして認めなかった石油パイプラインの建設を推進する大統領令に署名した。そのため、エネルギー関連株や建設関連株に買いが集まった。さらに24日に発表された大手企業の決算が軒並み好調だったことも買いに弾みをつけ、ダウ平均株価の上げ幅は一時150ドル近くになった。

 市場関係者は「トランプ大統領の保護主義的な経済政策には依然不安感も強いが、そうしたメッセージが出ている中でも売りが優勢にならない。減税などの政策への期待感が根強いことの表れではないか」と話している。