ダウ1万9549ドル 3日連続最高値更新
7日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、前日に続きトランプ次期大統領の政策への「期待感」を背景に300ドル近く大きく値を上げ、3日続けて過去最高値を更新して取引を終えた。
7日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日比297ドル84セント高の1万9549ドル62セントで取引を終えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も60.76ポイント上げて5393.76となった。
この日も株式市場はトランプ次期大統領の政策への「期待感」をもとに動いた。午前中は利益確定のための売りが先行したほか、トランプ氏が薬価の引き下げに言及したことなどから医薬品関連株を中心に売られる場面があった。しかし、その後は、金融・エネルギー関連といった「トランプ銘柄」以外の株にも買いが及び、ほぼ全面高の状況となった。結局、ダウ平均株価は3日続けて過去最高値を更新している。
市場関係者は「ダウ平均株価が1万9500ドルの壁を一気に超えたことで、年内の2万ドル突破の可能性も現実味を帯びてきた」と話している。