ダウ、初の大台突破 終値1万9023ドル
22日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、引き続きトランプ次期大統領の経済政策への期待感が強く、ダウ平均株価は60ドルあまり値を上げ1万9000ドルの大台を初めて超えている。
22日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前日比67ドル18セント高の1万9023ドル87セントで取引を終え、過去最高値を更新するとともに、初めて1万9000ドルを超えた。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も17.49ポイント上げて5386.35となり、こちらも過去最高値を更新している。
この日もトランプ次期大統領の経済政策とそれに伴う景気上昇への期待を背景に買いが先行し、ダウ平均株価は市場が開いて間もなく、初めてとなる1万9000ドルの大台を突破した。さらに、この日に発表されたアメリカの中古住宅販売件数が市場予想よりよかったことも、株式市場を下支えする要因となった。
市場関係者は「きのうトランプ次期大統領が就任初日のTPP(=環太平洋経済連携協定)脱退を発表したこともマイナス材料になっておらず、しばらくは期待感による相場が続くのではないか」と話している。