トランプ大統領の発言受け円急伸、株安も
アメリカのトランプ大統領が、日本の為替政策に矛先を向け、日本が通貨安に誘導していると発言したことを受け、円高が進んでいる。
外国為替市場では円を買ってドルを売る動きが急速に強まり、一時、約2か月ぶりとなる、1ドル=112円台前半まで円高ドル安が進んだ。市場関係者は「日本を直接名指ししたことで心理的に効いている。しばらくは円高リスクがある」などと話している。
また、株式市場も神経質になっている。1日朝の東京株式市場では、円高やトランプ大統領の今後の政策への不透明感などから、輸出企業中心に株が売られ、一時、1万9000円を割り込んだ。