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ダウ37ドル高 取引時間中の最高値更新

2017年2月8日 8:03

 7日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、アメリカ企業の業績の好調さやトランプ政権の経済政策への期待が根強く相場を押し上げた。ダウ平均株価の終値は37ドル87セント高の2万0090ドル29セント。ハイテク株が中心のナスダック総合指数も10.67ポイント上げて5674.22となり過去最高値を更新している。

 7日は、企業の好調な決算内容やヨーロッパ市場が値を上げたことを受け、買いが優勢で始まった。トランプ政権の政策への期待も根強く、ダウ平均株価の上げ幅は一時100ドルを超え、取引時間中の過去最高値を更新している。しかし午後に入ると、原油の先物価格が下落したことや、債券の利回りが低下したことでエネルギーや金融関連株が売られた。一方ナスダックは、アップルなどが相場を押し上げている。

 市場関係者は、「14日にFRB(=連邦準備制度理事会)のイエレン議長が行う議会での証言でタカ派の発言が出ると、3月の利上げが意識され、株価に影響を与える可能性がある」と話している。