みずほFG佐藤社長退任へ 後任に坂井氏
みずほフィナンシャルグループは15日、佐藤康博社長を交代する人事を発表した。
佐藤康博社長「金融機関はテクノロジーのめざましい進化や社会構造の変化、あるいはグローバル化の進展などによって数十年に一度の大変大きな転換期に直面している。フレッシュなリーダーシップに、この残された問題をしっかりと託していきたい」
佐藤社長は4月1日付で会長に退き、後任にみずほ証券の坂井辰史社長が昇格する。
佐藤社長は2011年に社長に就任し、ガバナンスの強化やみずほグループの一体化を推進してきた。また、去年11月には2026年度までの1万9000人の従業員削減を打ち出すなど、大規模な構造改革にも着手した。
坂井次期社長は、課題となっているみずほの収益力の改善に優先して取り組む考え。