実質GDP成長率 年率プラス1.9%
今年4月から6月の実質GDP(=国内総生産)の成長率は、年率でプラス1.9%と、2期ぶりのプラス成長となった。
今年4月から6月のGDP成長率は、物価の変動を除いた「実質」で前の3か月と比べて0.5%のプラスだった。年率に換算するとプラス1.9%で、2期ぶりにプラスに転じた。
主な理由としては、前の3か月に振るわなかった「個人消費」が賃金の上昇などで持ち直し、自動車やエアコンなど家電の販売が好調だったことがある。また、人手不足への対応や東京オリンピック・パラリンピックに向けた建設ラッシュなどで、企業の「設備投資」も好調だった。
ただ、景気の回復は力強さに欠け、トランプ政権が検討している自動車の関税引き上げなど、貿易摩擦が不安材料としてくすぶっている。