メガバンク決算 3社ともに「堅調な業績」 世界的な金融不安には警戒強める
金融大手のメガバンクグループ3社の決算が出そろい、各グループとも堅調な業績となりました。
メガバンクグループ3社が発表した2022年度の決算で、「みずほフィナンシャルグループ」は、海外の法人向け業務などが好調だったことから、最終利益は前の年度と比べて250億円増加し、5555億円となりました。
「三井住友フィナンシャルグループ」は、法人向けの預金貸し出しの増加や決済ビジネスが好調だったことから、最終利益は992億円増加の8058億円となりました。
「三菱UFJフィナンシャル・グループ」は、前の年度と比べて143億円減少しましたが、運用や貸し出し業務などが堅調だったことから、最終利益は1兆1164億円と、過去最高益だった2021年度に続き、2年連続で1兆円超えとなりました。
一方で、3社はいずれもアメリカの銀行破綻に端を発した世界的な金融不安に警戒を強めています。