日産は最終利益増 ホンダは最終利益減 昨年度決算
日産自動車は昨年度の決算を発表しました。売上高は前の年より25.8%多い、10兆5967億円で、最終利益は前の年より3%多い2219億円でした。
新車種の投入やモデルチェンジなどを行い顧客のニーズに応えたことや円安が売上高の改善につながったということです。
一方、中国市場では新型車の販売不振により、厳しい状況となっているため、新たに4車種を投入するなどして改善していく方針を示しました。
今年度はポストコロナで経済が正常化に向かうことによる需要の増加や半導体の供給が改善していくとして、売上高は過去最高の12兆4000億円と見込んでいます。
一方、同じ日に昨年度の決算を発表したホンダの1年間の売上高は、二輪事業が好調なことや円安の影響も有り前の期とくらべ16.2%増となる16兆9077億円となりました。
ただ、半導体など部品不足による影響で、中国やアメリカでの販売が落ち込み最終利益は6952億円と前の期にくらべ1.7%減少しました。
今年度の業績見通しについては部品供給不足の回復により販売拡大を目指し、営業利益を過去最高となる1兆円と見込んでいます。