×

日産次期社長「現時点でパートナーは広く見ている」新戦略を発表

2025年3月26日 9:38
日産次期社長「現時点でパートナーは広く見ている」新戦略を発表

経営改善に取り組む日産自動車は、内田誠社長が退任して4月1日からグローバルに商品企画などを担当してきたイヴァン・エスピノーサ氏が新社長に就任します。

日産自動車は、新しい経営体制のもと、世界で勝ち抜く戦略を発表しました。

アメリカでは、電気自動車=EVやこれまで販売してこなかったハイブリッド車を投入し、電動化の強化を図ります。

EVの普及が進む中国では、EVや水素を使った燃料電池車など新エネルギー車を8車種展開し、現地のニーズに合わせた販売戦略で市場の獲得を目指すということです。

また、日本では来年度、EV「リーフ」の新型車を発売し、ブランドの強みを生かした展開をしていく他、三菱自動車と協業してプラグインハイブリッド車を開発するなど、他のメーカーと協力していく姿勢も見せています。

エスピノーサ氏は、今後の他社との協業について、「向こう10年は、インテリジェントカー(=自動運転技術など高度な知能を備えた車)だと思っている。インテリジェントカーをつくるために、自動車メーカーだけでなく、現時点でのパートナーは広く見ている」と話し、協業する企業との得意分野での相乗効果を生かして次世代の技術をつくっていきたいとしています。

また、日産の業績悪化の理由の一つとして、ダイナミックに動く市場の変化に対応しきれていなかったことをあげ、平均で4年半かかっていた新車の開発をまずは3年程度に短縮するなど、スピード感を持って改革に臨む姿勢を示しています。

最終更新日:2025年3月26日 10:16
    おすすめ