農水省 障害者雇用で農業研修施設設立へ
農林水産省は障害者の雇用を増やすため、来年4月以降、茨城県に新たな農業研修施設をオープンすることがわかった。
この施設に職員として採用された障害者は、野菜の栽培や梱包(こんぽう)など様々な農作業に従事することで、必要な知識や技術を習得することができるという。また、障害者の雇用を検討している農業法人や自治体などに向けて研修会を開き、障害の種類や程度に応じて適切に仕事を配分するなど、障害者にやさしい職場の作り方などについて指導する。
農水省は、これまでも農業分野での障害者雇用を進めて来た。去年中央省庁で障害者雇用の水増し問題が起きたことで、政府全体として障害者の雇用のあり方を見直す中、農水省は障害者雇用の取り組みをさらに強化する狙い。