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米中協議の進展に期待感 ダウ117ドル高

2019年2月14日 8:33

13日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、アメリカと中国の貿易協議の進展と、政府機関が再び閉鎖される事態が回避されるとの期待感から、買いが広がった。ダウ平均株価は100ドル以上値を上げて取引を終えている。

13日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前の日の終値から117ドル51セント値を上げ、2万5543ドル27セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も5.76ポイント上げて7420.38で取引を終えている。

14日から北京で開催される米中の閣僚級の貿易協議に絡み、中国の習近平国家主席がアメリカの交渉団と会談する予定だと一部で報じられた。これを受け、米中の貿易協議が進展するとの期待が市場に広がり、買いが優勢となった。

また、アメリカのつなぎ予算の期限が切れる15日を前に、トランプ大統領が新予算案に署名し、政府機関の閉鎖が回避できるとの見方が出ていることで投資家心理が改善し、幅広い銘柄が買われた。

市場関係者は「今年に入り、ダウ平均は上昇基調で、米中の貿易協議が進展すれば2万6000ドル台の回復も視野に入っている」と話している。