“見えないもの”が見える?日産が実証実験
日産が、「見えないものを見えるようにする」技術の実証実験をはじめた。同じ場所にはいない人と一緒にドライブを楽しむこともできる。
「見えないものを見えるようにする」というこの技術は、大量のデータを瞬時に送ることができる「5G」を使ったもの。
車に乗り込み専用のゴーグルを装着すると、ゴーグルに取り付けられたガラス越しに女性のキャラクターが登場した。実はこのキャラクター、女性が別室で実際に話したり動いたりしているデータを、5Gを使って瞬時に送っている。彼女にも車の中や外の映像が見えていて、双方が同時にドライブ気分を味わうことができ、その場にいるかのようなスムーズなコミュニケーションが取れる。
将来的には、病気で外出できない人が家族と一緒にドライブを楽しんだり、ガイドの人と会話をしながら観光を楽しんだりすることができるという。
この実証実験は日産がNTTドコモと共同で行っているもので、早ければ2025年にも実用化を目指しているという。