1万円札に渋沢栄一 東京商工会議所の反応
政府は、紙幣と500円硬貨のデザインを一新すると発表した。1万円札の顔に選ばれた渋沢栄一が初代会頭を務めた東京商工会議所もこの知らせを聞き、喜びに沸いた。
東京商工会議所・三村明夫会頭「率直に言ってうれしいですね。渋沢栄一の遺志を現代につなげるにはどうしたらよいのか、これが我々のテーマでしたが、こういう形で私どもに一番身近な形で1万円札の上に渋沢栄一の肖像画がのる。しかも毎日毎日我々が接触できる」
東京商工会議所の三村会頭は、渋沢栄一の肖像画が1万円札に起用されることで、その教えが広く社会に伝わることに期待を見せた。
渋沢栄一は「企業経営者は利益を上げるのは当たり前で、同時に、社会への公益を考えなくてはいけない。これは両立する」という精神を伝えていたという。