絶滅危惧種のニホンウナギ 国際会議始まる
「絶滅危惧種」に指定されているニホンウナギの管理を話し合う国際会議が、18日、始まった。
会議にはニホンウナギを漁獲する日本や韓国、台湾が参加して、稚魚をどれだけ養殖する池に入れるかの上限などが話し合われる。
ニホンウナギの資源量は1980年代に入ってから少ない状況が続いていて、農林水産省によると、去年11月から今年2月までに日本国内で獲れたニホンウナギの稚魚は0.8トンと、前の年の同じ時期の半分以下になっている。
国際会議ではこうしたデータをもとに規制を決める方針だが、最もニホンウナギを獲っているとされる中国が5年連続で会議を欠席していて、実効性が問われている。