東北電力は、およそ8割の家庭が契約している「規制料金」と呼ばれる料金プランについて、およそ3割の値上げを政府に申請しました。

ロシアによるウクライナ侵攻などを受けたエネルギーコストの高騰で、電力各社はこれまでも値上げを行ってきましたが、東北電力は政府の認可がいる「規制料金プラン」についても値上げをする方針です。

規制料金プランは家庭の契約のおよそ8割を占めていて、東北電力は24日、来年4月1日から平均で32.94％値上げすることを国に申請しました。

東北電力は今年9月までの半年間の純損益が1363億円の赤字となっていて、規制料金のさらなる値上げのために国の認可が必要となっていました。国への値上げ申請は2013年以来となります。

東北電力の他、東京電力など大手5社も値上げ申請の検討を進めていて、家庭の負担は一段と増すことになります。