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日銀 超低金利政策“20年まで継続”姿勢

2019年4月25日 21:49
日銀 超低金利政策“20年まで継続”姿勢

日本銀行は大規模な金融緩和策を維持することを決めた上で、現在の超低金利政策を少なくとも2020年春頃まで継続する姿勢を明確に表明した。

日銀は25日に開いた金融政策決定会合で短期金利をマイナス0.1%、長期金利を0%程度とするなどの大規模な金融緩和策を維持することを賛成多数で決めた。その上で、こうした超低金利政策について、これまで「当分の間」行うとしていたものに「少なくとも2020年春頃まで維持する」と付け加え、金融緩和をより長く続ける姿勢を明確化した。

日本銀行・黒田東彦総裁「少なくとも2020年の春頃までは金利を引き上げるような検討は全くありませんし、それよりも先でもかなり長い期間にわたってですね、現在の極めて低い長短金利を継続するということで」

一方、あわせて発表された経済と物価の展望レポートでは、景気や物価の先行きの見通しを下向きに修正しており、新たに示した2021年度の消費者物価の上昇率についても1.6%とし、目標とする2%に届かないと見込んでいる。