×

2分解説!6月から“値上げ”続々…なぜ?

2019年5月31日 17:10
2分解説!6月から“値上げ”続々…なぜ?

6月からトイレットペーパーやカップ麺など身近な生活に関わるものの値上げが相次ぐことについて、経済部の鯵坂圭司デスクが解説する。

6月の値上げは、ポテトチップスやカップ麺のほかにも、例えば、J-オイルミルズは家庭用のサラダ油など食用油を12%以上値上げする。また、伊藤園も「お~いお茶」の大型ペットボトルなどを20円以上値上げする。

■値上げの要因は?

やはり一番大きいのは、人手不足による人件費の高騰。それに原材料費の高騰が拍車をかけている。例えば、ハーゲンダッツのアイスクリームは4年ぶりに値上げされるが、世界最大のバニラの生産国であるマダガスカルが天候不順で、それが値上げの原因になっているそうだ。

■映画は26年ぶりの値上げ

値上げは食品だけではない。映画は26年ぶりに値上げされる。TOHOシネマズなどは、6月1日から一般で1800円から1900円に100円値上げする。映像配信におされて映画館離れが進んでいる。

■10月には消費税も上がる

小売業界からは最近、し好品だけでなく、生活必需品にもなるべくお金をかけないという傾向が強くなっているとの声が上がっている。10月には消費税も上がる。政府は消費が落ち込まないよう買い物をしたら一部、お金が戻るなど、大規模な経済対策を用意したため、ダメージはそこまでないだろうとしているが、果たしてその効果が続くのか政府の力量が問われる。