重大事故が相次いだことを受け、政府が保育園などの周辺に「キッズゾーン」を新設するなど、緊急の安全対策を１８日の関係閣僚会議でまとめることが日本テレビの取材でわかった。

滋賀県大津市で保育園児ら１６人が死傷するなど重大な交通事故が相次いだため、政府は１８日の関係閣僚会議で緊急の安全対策を決定する。

保育園児などが集団で利用する散歩コースや公園などの周辺道路の緊急安全点検を実施し、危険な場所にはガードレールを設置するほか、小学校の通学路にある「スクールゾーン」同様、保育園などの周辺に「キッズゾーン」を設け、時間帯によって車両の通行止めや速度規制ができるようにする。

また、高齢ドライバーの事故対策として、７５歳以上を対象に自動ブレーキなどを搭載した「安全運転サポート車」に限定した運転免許も導入する。免許を返納した人にはタクシー券を配布するなど代わりの交通手段を使いやすくする支援策も盛り込まれる予定。