園児がいる時間帯に保育園でアスベスト工事
長野県飯田市の保育園で去年12月、園児がいる時間帯にアスベストの飛散が疑われる工事が行われ、長野県が保育園などを行政指導していたことが分かった。
工事が行われていたのは、飯田市にある明星保育園。保育園によると去年12月、老朽化に伴う改修工事で、アスベストがふきつけられた天井板を必要な対策をせずにはがしたという。
大気汚染防止法では、事前にアスベストがあるか確認することや、飛散防止対策を義務づけているが、園は「アスベスト工事という認識がなかった」としている。県は、保育園と工事に関わった2つの業者を行政指導している。
当時、園内には約120人の園児がいたが、今のところ健康被害などの報告はないという。