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砲弾が燃料タンク貫通し出火 運航会社会見

2019年6月14日 4:39
砲弾が燃料タンク貫通し出火 運航会社会見

ホルムズ海峡付近で化学原料などの積み荷を積んだ日本関係の船が2隻攻撃されたことを受け、船の運航を請け負っていた会社の1つが会見し、攻撃を受けた際の様子を明らかにした。

国華産業・堅田豊社長「本船のエンジン部分に近いところに砲弾を受けて」

運航会社の国華産業によると、砲撃を受けたのは今月10日にサウジアラビアからタイなどに向けて出港したパナマ船籍の船で、日本時間13日正午前に、砲撃を受けたという。砲弾は、エンジンルームの燃料タンクを貫通し、出火。その後、鎮火したが再び砲撃を受けたという。

乗組員21人はフィリピン人で、全員無事と確認されているが、1人が軽いケガをしているという。

一方、世耕経産相は、省内で緊急連絡会議を開催し、状況の報告を受け、「引き続き徹底した情報収集をするとともに、関係事業者への注意喚起、連絡体制の再確認、エネルギー供給体制の再確認など必要な対応を行う指示をした」と述べた。