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10月も値上げの波…食品、電気など4500品目以上 11月以降はピークアウトの見通し

2023年9月29日 7:17
10月も値上げの波…食品、電気など4500品目以上 11月以降はピークアウトの見通し

あさってから10月です。家庭用の大型ペットボトル飲料やオリーブオイルなど少なくとも4500品目以上が値上げとなります。しかし、11月以降、値上げはピークアウトする見通しです。

「コカ・コーラボトラーズジャパン」や「伊藤園」など飲料各社は10月から、1.5リットルから2リットルの家庭用の大型ペットボトル飲料を値上げします。

また、オリーブの産地で降雨不足などが続き生産量が減っていたことから、オリーブオイルが値上げされます。

10月からは酒税が改正され、ビールにかかる税金が安くなりますが、“第三のビール”の税率は引き上げられます。

一方、小麦の政府売り渡し価格は10月から3年ぶりに引き下げられます。しかし、業界関係者によると、輸送費などが高騰しているため、商品の値段にどの程度反映されるかは不透明だということです。

帝国データバンクによると、10月は少なくとも4500品目以上が値上げされます。

しかし、値上げで収益が改善し、原材料価格の高騰も一服していることから、11月以降に値上げされる品目は前の年よりも大幅に減る可能性が高く、値上げはピークアウトする見通しです。

一方、電気料金については、政府は物価高対策として行っている補助金を12月使用分まで延長した上で、9月使用分以降は半分に減らすことにしています。

そのため、10月に請求される9月使用分の電気料金は、大手電力10社すべてで値上がりとなります。

使用量が平均的な家庭の場合、例えば東京電力では8月使用分と比べ777円高い7573円となります。