円安“加速”で1ドル=150円に迫る 今年の最安値更新も
円安が一段と進んでいます。円相場は今年の最安値を更新し、大きな節目となる1ドル=150円に迫っています。
3日の東京外国為替市場で円相場は、1ドル=150円直前まで円安が進み、今年の最安値を更新しました。
アメリカで製造業に関する経済指標が市場の予想を上回ったことなどを背景にアメリカの金融引き締めが長期化するとの見方が広がる一方、日本では日銀が低金利を誘導する大規模な金融緩和策を続けていることから、日米の金利差の拡大が意識され、円を売ってドルを買う動きが強まりました。
市場では為替介入への警戒感も強まってます。
また、アメリカの長期金利が上がっていることで、日本の長期金利も2日、およそ10年ぶりの高い水準になるなど上昇傾向となっています。
このため、大手銀行が一斉に今月の住宅ローンの10年固定金利を引き上げるなど影響が波及しています。