通信大手のソフトバンクとKDDIは23日、スマホの新しい料金プランを発表しました。

ソフトバンク・寺尾洋幸　専務執行役員「リモートワークであったり、キャッシュレス決済。デジタル化が進んでいく中で、お客様が使うデータ量がコロナ前の2倍まで膨らんできている」

利用者が使うスマホのデータ利用量が増えていることを受けて、ソフトバンクが発表したのは、現在提供しているワイモバイルのプランの、それぞれの利用可能容量を増やした新料金プランです。

料金は現在提供されているプランに比べて税込み187円から957円高くなりますが、データ容量1ギガあたりで比較すると割安になるように料金設定をしたということです。

一方、KDDIが発表したのは、自社グループの金融サービスと合わせて使うとポイント還元などの特典を受けられる、業界初の料金プランです。

スマホで金融資産の管理をする人が増えていることなどをふまえ、「資産形成」に取り組むユーザーを囲い込みたい狙いがあります。また、キャッシュレス決済の普及により、同じ携帯会社の金融系サービスでまとめる人が増えていることも、このプランを開始する理由だとしています。

KDDI・高橋誠社長「我々も“マネ活経済圏”ということで、この経済圏競争に一矢報いるべく頑張りたい」

KDDIは9月1日から、ソフトバンクは10月初旬から開始される予定です。